人間の体を構成している多くの成分が「水」です。
水が不足するだけで身体に不調をきたしますし、脱水症状が続けば簡単に短時間で命を落としてしまいます。
「水」は、健康を意識している方、美容を意識している方は積極的に取り入れられているものです。
その様な人たちは、より良い水を求め続けています。
究極の水と言われるものは「天然のもの」となっており、
- 水素が入った水
- マイナスイオン化された水
- 体に良いミネラルが含有された水
- 不純物が一切入ってない純水
など、様々なものが有ります。
その中で今注目を浴びているのが「レモン水」です。
レモンに含まれる様々な成分が心身に良い効果をもたらすと話題となっています。
ちなみにレモン水は、安心して飲めるお水とレモン汁があれば簡単に作ることができます。
しかも、毎日無理なく継続できるという手軽さが人気の理由です。
レモン水で得られるものはズバリ「健康」です。
そこで今回は、レモン水の驚くべき効果や作り方などをご紹介していきますので、是非とも毎日飲んで健康を手に入れて下さい。
なぜレモン水なのか
レモンは柑橘類の果物の一つです。
よって、レモンに限らず柑橘系のものなら代用できるのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかし、他の柑橘果物には含まれていない成分があることと、栄養素的に優れたものが「レモン」なのです。
レモンの代わりになるものは、他に「ライム」があります。
しかしライムの場合、レモンの倍の量が必要となることや、費用が高くなるなどの理由があり「レモン」が最もオススメといえます。
さて、レモンに含まれる成分の効果を以下ご説明します。
ビタミンC
免疫力アップ、美肌効果、抗酸化作用、イライラを抑える。
クエン酸
免疫力アップ、抗酸化作用、疲労回復、新陳代謝を促し、代謝をアップ。
ポリフェノール
抗酸化作用、活性酸素除去、血中脂肪対策。
カリウム
高血圧予防、浮腫み解消、利尿作用。
ペクチン(食物繊維の一種)
便秘対策、コレステロール対策、腸内環境改善、食欲抑制。
リモネン(皮に含まれる香り成分)
リラックス効果、免疫力アップ・ストレス解消。
ルチン
ビタミンCとともに働き、血管を強化させます。
ヘスペリジン
血管の強化。
エリオシトリン
脂肪燃焼効果。
脂肪や糖質の吸収を抑制し、コレステロールや中性脂肪対策をします。
※エリオシトリン、レモンやライムに含まれ、他の柑橘類にはほとんど含まれていない成分です。
レモン水を飲むことで期待できる効果とは
レモン水を飲むことで叶う効果は以下となります。
- 健康的なダイエット
- 疲れ知らずの身体が手に入る
- リラックス効果でストレスが解消できる
- コレステロールや中性脂肪を下げ、血管強化で生活習慣病対策ができる
- 美肌効果とアンチエイジング(老化対策)
- 浮腫み解消とデトックス(腸内洗浄)で、美肌が手に入る
- 入眠前のレモン水で、リラックス効果と良い眠りが得られる
ちなみに、酸っぱい成分である「クエン酸」を毎日摂取することで、肝臓での脂肪代謝が促進され、老廃物などの毒素を排出し、「ヘスペリジン」や「ルチン」とのダブル効果で毛細血管まで栄養素が行き渡るようになります。
食物繊維である「ペクチン」は胃の中でゲル状となり、余分な塩分や脂肪、糖質などを包み込んで便として出しやすくしてくれるのです。
そしてレモンの力を最大限に引き出すのが「水分」となり、「レモン水」として毎日飲むことで、心身ともに健康で美しい体を手にすることができるのです。
レモン水の作り方とは
気になるレモン水の作り方はとても簡単です。
以下にレモン水の作り方をご紹介しますので、ぜひとも参考にしていただき毎日飲むようにして下さい。
準備するもの
- 水200ミリリットル
- レモン2分の1個
水に対する注意点
できるだけ天然のもの、もしくは不純物や化学成分が入っていないものを準備して下さい。
用意するのが難しい場合は、まずはペットボトルの水からでも問題ないです。
化学成分が入っている場合、レモンに含まれている成分を壊してしまうことになります。
例えば、水道水なら塩素によってビタミンCが壊れてしまいます。
あと水の温度は、飲みやすくて体への負担が少ない常温がオススメです。
レモンに含まれているビタミンCを壊さないため、ホットで飲むのは望ましくありません。
レモンに対する注意点
できるだけ薬品が散布されていない国産のものが望ましいですが、外国産のものしか手に入らない場合、使用前にしっかりと洗って下さい。
国産のもの、有機栽培されたレモンであれば皮も使うことが可能です。
作り方
果汁搾り器でレモン汁をたっぷり絞り、準備した水に入れるだけです。
手で絞っても構いませんが、たっぷりと絞るためには果汁搾り器の方が良いかと思います。
果汁搾り器は、100円均一ショップでも手に入ります。
果汁をたっぷり絞るコツとしては、カット前のレモンに体重をかけコロコロと転がしてください。
たったこれだけで作れるレモン水ですので、ダイエットや健康のために毎日続けることが簡単にできますよね。
レモン水の作り置きはNG
「レモン水」は、ビタミンCは酸化しやすいため作りおきはあまりオススメではありません。
よって、毎日飲む度にレモンを絞りレモン水を作るようにしましょう。
こんな人にレモン水はオススメ
海外セレブや日本のモデル、芸能人など多く方が取り入れているレモン水ですが、特に下記に当てはまる方にレモン水はオススメです。
- 冷え性である
- 風邪を引きやすく、抵抗力がないと感じている方
- アンチエイジング対策をしたい方
- ダイエットをしたい方
- 断食などではなく、簡単にデトックスをしたい方
- 慢性的な便秘で困っている方
- 肌荒れが気になり、なかなか改善されない方
- 生活習慣病対策や病気予防をされたい方
これらを見てみると、年齢や男女問わずオススメと言えます。
美容やダイエットのために注目されているレモン水ですが、「流行性感冒」にも素晴らしい効果を発揮します。
腸内洗浄をすることで、体が軽くなる、肌荒れの改善につながることが分かっていますので、レモン水は多くの方にオススメというわけです。
レモン水を飲む時の注意点とは
- 空腹時は胃腸への刺激が強すぎるため、軽い食事を取ってから飲みましょう。
- 胃腸が弱い方は刺激が強いため、レモンの濃度を薄くして試してみて下さい。
- レモン水を飲んだあと、約30分は歯磨きをしないで下さい。
レモン以外でも、体の健康のためグレープフルーツを毎日食べた結果、歯のエナメル質が溶けてしまい、酸蝕歯となり、歯が溶ける方が増えているようです。
これは酸っぱい食べ物に含まれる「酸」によるもので、酸性が強いほど歯を構成しているカルシウムの結晶が溶けてしまうのです。
レモン水を飲んだあとに限らず、普通の食事の後でも直後の歯磨きはオススメしません。
歯のエナメル質がもろい状態となっているため、お茶を飲むなどの時間を置いたあとで歯を磨いたほうが良いとされています。
酸蝕歯は、歯を失う原因の一つとも言われています。
美味しい食べ物の多くが酸性寄りのものとなっているので、食後の歯磨き習慣も変えていって下さい。
レモン水を飲むタイミング
レモン水を飲むタイミングは、摂り入れる目的に応じて決めて下さい。
ここではレモン水の飲み方や成分効果についてさらに詳しくお話します。
①朝のレモン水
ダイエットや腸内洗浄のために摂り入れたい場合、朝に飲むことがおすすめです。
朝に摂り入れることで代謝がアップしますし、トイレに行く回数も増えてきます。
さらに、クエン酸の働きによって目覚めを良くします。
脳と胃が覚醒することと、起きてからの水分補給によって血液のドロドロを解消してくれます。
朝飲む場合は、時間をかけてゆっくりと飲んで下さい。
②夜のレモン水
老化対策や病気予防のために摂り入れたい方は、夜に摂り入れてみて下さい。
細胞の修復に使われる時間を、レモン水で効果を更にアップさせることができます。
さらに、クエン酸の働きによって乳酸の分解を促進します。
乳酸が分解されると、疲労回復力がアップしますので、疲れが取り除かれやすくなります。
③食事の際のレモン水
食物繊維であるペクチンが血糖値の上昇を抑えてくれるため、血糖値が急降下することがなく、インスリンが大量に分泌されることはありません。
そのため、お腹も空きにくくなりますし、脂肪をためやすい体を改善することも可能です。
レモンの皮に含まれるポリフェノールにはコレステロールを下げる効果があり、ペクチンによって余分な塩分や脂肪を包んで排泄する手助けをします。
その他、消化酵素の働きを助ける作用もありますので、消化吸収を高めてくれます。
食べ過ぎを抑えつつ、お腹も空きにくく、かつ、余分なものを摂り入れにくい体になるというわけです。
④免疫力アップにレモン水
レモンは酸っぱいものです。
それはクエン酸によるものですが、レモン水を摂り入れることによって唾液分泌量を増やしてくれます。
口中の乾きはウィルスや細菌を増やす原因となりますが、レモン水を適度に摂り入れることによって口の中の乾きを防いでくれますし、口臭予防も可能です。
レモンに含まれるビタミンCは、感染症への抵抗力をアップします。
⑤美肌効果にレモン水
ビタミンCは活性酸素除去をしてくれ、肌の老化やシミ対策に重要な働きをします。
ただし、朝にレモン水を飲むことでかえってしみの原因になることがあります。
レモンには「ソラレン」という成分が含まれており、紫外線に対し過剰反応を起こし吸収しやすくなってしまうため、レモン水を飲んだ後は紫外線に当たらないなど、時間を置く必要があります。
ちなみにソラレンが全身に回る時間は2時間程度と言われ、紫外線量が多く日差しの強い時間帯を避けなければなりません。
⑥ダイエットにレモン水
ダイエットでレモン水を摂り入れるなら「運動前」がオススメです。
クエン酸が代謝をアップし、新陳代謝が良くなり脂肪燃焼効果が高くなるからです。
その他、デトックスを助けてくれますので、腸内に溜まっている腐敗物を排泄しやすくし、便秘解消で痩せやすい体を作ってくれます。
⑦病気予防にレモン水
私たちは知らないうちに「毒素」を口にしています。
例えば科学的な添加物や、生魚などからは有害重金属、大気汚染によるもの、農薬、医薬品、住まいからは有害な化学物質などです。
これらが問題視されてからは、国からも情報を提供されており基準値も厳しくなりました。
しかし、全く除去できるわけではなく、多少なり多くの方が体の中に入れているのが現状です。
私たちの体には元々、毒素排泄機能が備わっておりその多くは排便によるもので、その他は尿、汗、呼気、皮膚、髪の毛から排泄されています。
ただし全てが除去できておらず、毒素として腸内に溜め込んでしまっているため、細胞や臓器、体の機能に異常が起こり、病気や様々な症状となって現れてきます。
ガンもその中の一つと言っていいのです。
毒素は体の中に溜まっている時間が長いほど病気の原因となるため、腸内洗浄は必要不可欠とも言えます。
ちなみに、8割の病気は腸内洗浄で治るとも言われています。
特に慢性的な便秘をされている方ほどレモン水はオススメです。
レモン水にはデトックス効果もありますので、不快症状がある方は是非試してみて下さい。
レモン水を摂り入れて健康生活を
海外セレブやモデル達、日本の有名タレントたちが何故「レモン水」を摂り入れているのか考えてみて下さい。
彼女たちが欲しいものは、健康的な美容と身体だと思います。
美やスレンダーな体を手に入れても、健康でなければ意味がありませんし健康な体で活躍できることが一番なのです。
彼女たちが取り入れているお金がかかる健康法や美容法だと、私たちが簡単に実践できるものではありません。
しかし、「レモン水」なら多くの方が実践できる方法です。
腸内に溜まってしまった毒素は美を阻害すると共に、健康にも害を及ぼすことが分かっています。
また、近年は生活習慣病が子どもたちにも迫っていることが分かっています。
その中で予防でき、かつ健康的に暮らすためには、簡単で毎日摂り入れられるものが一番です。
レモンが苦手な場合の対処法
もしもあなたが「レモン」自体苦手、または酸っぱいから飲みきれないという場合、以下をお試し下さい。
- はちみつやオリゴ糖を入れて飲む
- ポカポカ効果が欲しいなら生姜の絞り汁を入れる
- ミントなどをプラスしてみる
- シナモンを入れてみる
- ヨーグルトに混ぜてみる
もしも、レモン水と合わせるものがハーブなら、そのハーブの特性を調べてみて下さい。
中には、合わない方もいるためです。
例えば高血圧の方の場合、ローズマリーはタブーですし、ハーブは漢方薬よりもその作用が高くなるものがあるからです。
レモン果汁で代用できる?
高い効果を得るためには、毎日レモンを絞ることをおすすめします。
しかし、レモンを買った場合1個あたり100円前後するとおもいますし、毎日レモンを用意することが大変という場合があると思います。
そのような場合は、レモン果汁で代用することができます。
作り方は、水200ミリリットルに対し、レモン果汁を10cc程度入れて飲んで下さい。
レモン果汁なら数百円程度ですので、費用を抑えることができます。
お水は浄水器を通したものでもいいですが、最近は天然水のペットボトルも安く手に入るようになっているので、ペットボトルの天然水から始めると良いでしょう。
レモン水の効果についてのまとめ
最後に、レモン水をオススメする最大の理由としては、「腎臓」を強くすることができるからです。
腎臓は私たちの体の中で、老廃物を追い出し、血圧調整、血液を作る司令をし、体液の量やイオンバランスの調整をしてくれています。
体に必要な成分だけ吸収し、余分なものは吸収させないようにしてくれているのです。
握りコブ程度の小さな臓器ですが、とても大切な役割をしてくれています。
毒素が溜まれば、またそれが体の血管全てに回ってしまえば、病気の原因に繋がり肌状態も悪くなります。
健康に欠かせないのは、まず、腐敗した毒素が排泄される体となりますが、それを助けてくれるのが「レモン水」なのです。
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